当日。僕は結局、一人のセコンドをすれば良い事になった。少しガッカリしたが、担当する娘は学年が一つ下の娘。

姫菜(ひめな)と言うらしい。はっきり言ってかなりカワイイ。やっぱり上の学年に目を付けられないように髪を伸ばしたり、

ポニーテールやツインテールもしていない。ショートボブとシンプルな髪型だが、ぱっちりした目を余計に魅力的にしている。

さっき「お願いします」とわざわざ挨拶に来てくれたが、その笑顔が素晴らしかった。

そしてDカップ位の胸、お尻も大きいが腰が締まっていてとてもセクシーだ。

 

 ああ、まあくだりはなくて良い。試合開始から話そう。

 

ヘッドギアが、アマチュアなのに珍しく用意されていなかった。後は相手選手と同じ黄色いグローブ。そしてトランクスだ。

 姫菜はどうも格闘技経験は初めてのようで、動きは悪い。そして初の試合らしく、緊張しているようでひどく汗をかいている。

勿論、僕はきちんとセコンドの役割を果たしている。相手のポニーテール女に何発かパンチをくれてやった。そこはよくやったと思う。

だが貰うパンチが多い。だがフットワークが弱く、距離をとるのにも一苦労らしく、そのせいでまた多くパンチを貰っていた。

 一ラウンドのゴングが鳴ると、姫菜は大きく安堵のため息をついてコーナーに帰ってきた。

「ずいぶんパンチ貰ったね」僕が一言言うと

「はい、すみません」と、謙虚に言われた。

早速マウスピースだ、これが楽しみだった。

と、黙ってマウスピースを口から取ろうとすると、姫菜は自分でマウスピースをとり、こちらに渡すのをためらっている。

 

「洗えないよ、くれなきゃ」僕は少し焦って言った。

「あの・・・・・・えと・・・・・・本当に渡すんですか?」かなり恥ずかしそうに姫菜は言う。

「セコンドの役割だから」

「実は、えーと・・・・・・」何だろう?姫菜は何をためらっているのだろう。

「私、なんだろう、ツバが臭いのかな?一回自分の使用したマウスピースを嗅いだ事があって、それがすごく臭くて・・・・・・」

「気にしないよ」可愛い娘が自分でツバが臭いと発言するギャップに、僕は興奮して勃起する。

だがあらかじめ息子の位置を上向きにしておいたので、勃起したのは見えないだろう。多分。

「渡して、大丈夫」僕がやさしく言うと、しぶしぶ姫菜はマウスピースを渡してきた。

ぬちゃりという音と、生暖かい感触がする。僕はわざとマウスピースを嗅いで見た。

「ダメです!」姫菜は目を大きく開いて言った。

「大丈夫、なんか、全然臭くないよ」安心させる為に僕はわざと言った。

「本当ですか!」姫菜はほっとした様子だ。

 はっきりいって臭かった。やっぱり唾液は臭い。刺激臭がいつもより生々しいのは、この尋常ではない唾液の多さのせいだと思う。

体質的にというか、マウスピースをあまり咥えたことが無いのだろう。ここまで脳を直撃するマウスピースの匂いも初めてだ。

 一応、マウスピースは洗う。そしてフットワークをよく使うように指示すると、すぐに二ラウンドのゴングが鳴った。

実はマウスピースに溜まった唾液を左手に垂らしておいた。試合中に嗅いでみたが、やっぱり唾液単体ではものたりないな。

姫菜はこのラウンドから、激しく殴られている。アマチュアだからダウンしそうになればすぐにレフリーが止め、試合再開となる。

どうせ三ラウンドしかないのだから、心ゆくまで打たせてあげればいいいのに。

 姫菜がボディを食らってうずくまった。ツツーとマウスピースがゆっくり口からはみ出して来て、唾液といっしょにとマットに落ちた。

さすがに唾液でベトベトなので、普通のようにコロンという音ではなく、ボタッ!という重い音がした。

マウスピースを吐き出した後も、ローションのような唾液をしゃがんだ状態でマットにダラダラ垂らしている。唾液製造マシーンだ。

姫菜がマウスピースを掴んで立ち上がると、それを自分の口にはめて試合再開となる。その後もひたすら顔面攻撃中心だったが・・・・・・。

 

 二ラウンドが終わり、姫菜がハァハァと息をさせながら帰ってくる。

僕が両手を出すと、ためらいも無く「にゅるっ」とマウスピースを吐き出してきた。

マウスピースはさっきよりヌルヌルしている。温かいのは変わらないが、凄い唾液の量だ。そして鼻を近づけなくともこの刺激臭。

思わず僕は姫菜の顔を見た。可愛い。このギャップは何だろう?歯がたのついた唾液まみれのマウスピース。それは姫菜の見られてはいけない

口の中の情報なのではないか。冷静に考えれば恥ずかしいよな。僕は相変わらず勃起をしながらそれを考えていた。

「やっぱり・・・・・・臭いんでしょう?」姫菜の突然の言葉に僕は驚いた。

「え?ああ」思わず答える。

「やっぱり。先輩、マウスピース好きなんですか?女性の使用済みの」

もう逃げられない。

「実は、そうなんだ」

「そうなんですか、嗅いでいいですよ」

「え・・・・・・」僕は驚いた。蔑まされると思っていたからだ。

「ちゃんとセコンドしてくれてるし、嗅ぐくらいなら・・・・・・」

僕はちょっと恥ずかしくなって、姫菜のトランクスをパタパタと通風良くした。

「あ、それはダメ」姫菜が驚いたような声を出す。

すぐにその理由は分かった。女性器特有の匂いと汗の匂いが混じってすぐにその香りが漂って来たからだ。

「私・・・・・・その・・・・・・あそこもクサいんです、それに汗臭いし」

「大丈夫、全部、僕の好きな匂いだから」これは本音だ。

「よかった、セコンドが先輩で本当に良かったです」姫菜がこっちを向いた。

少しずつおかしいなとは思っていたが、顔に腫れが出ていた。

左目が少し腫れてアザになっている。少し目も細目になって、視界が悪そうだ。

 

三ラウンドのゴングが鳴った。

「そのままマウスピースは洗わなくていいです、この試合が終わったらそのまま口から出して先輩にあげます」

「ほ、本当!?」そう言いながら僕は姫菜の口に唾液タップリのマウスピースをねじこんだ。

「トランクス付きでもいいです・・・・・・」

姫菜は少し頬を紅くさせた。