俺は普通に会社に勤めて普通に残業して、そして普通の人だと周りから評価されていると思う。

それはとても良い。でも俺は満月の日に狼になるような、暴力的性癖を持つウルフマン。

給料日には万札を財布にねじ込み、電話をする。

「もしもし?俺。今日いいかな?」

「久しぶりー、いいよ待ってる」明朗な彼女の声が耳触りなほどに携帯電話から響く。

 

 彼女は艶(えん)という名前だ。本名では無いらしいが、艶の名に負けない大人の雰囲気を持っている。

彼女の防音になっているアパートの部屋には、何とリングが置いてある。自前らしい。

自称「殴られ屋」という商売らしい。

 

 艶のアパートの部屋に着くと、すぐにドアが開かれた。

「待ってたよー!ドアのスコープから見てた!」ハキハキと艶は言う。

「変な性癖で悪いけど、今日も頼むよ」

「その性癖の人の為の商売じゃない、どんどん殴っていいよ!」彼女はもうボクシング姿に着替えていた。

トップレスにヒラヒラの青いトランクス。赤いボクシンググローブ。そして俺のリクエストで毎回純白のマウスピース着用。

 

 艶の肉体は素晴らしい。引き締まっていて、ほんのり腹筋が割れている。ダブダブの腹では確かにこの商売が出来ない。

体を壊してしまうだろう。

 

俺は一切殴られないので、ジャージに着替えて、一応こだわりとして赤いボクシンググローブを付ける。

「やろうか!」艶が言う。俺は頷いた。

まずはボディに何発か、思い切り打ち込んでみた。衝撃で彼女の豊満な胸が揺れる。

いい感触だ。俺はどんどんボディに打ち込んだ。

「相変わらず・・・いいパンチしてるわぁ」艶は額に汗をかいて、少し苦しそうに言う。

「いや、それより凄い腹筋だな」俺はそう言って続けてボディを打つ。

「ちょっとストップ・・・」艶が言った。

「あなたのパンチね、他のお客さんと比べて、群を抜いて強いから。休ませて・・・」

「いいよ」俺はとりあえず身を引いた。

「あーキツい・・・」そう言って艶はファイティングポーズをとった。再開の合図だ。

「あのさ、一度だけ腹筋抜いて殴らせてくれない?」俺は前々から思っていた事を提案してみた。

「えー、うーん・・・」艶は考えている。だが彼女は長く考え込むタイプではない。

「ま、いっか。一発だけね」すぐに了承してくれた。

「じゃあ、いくよー」俺が言うと、艶は真面目な顔をして構えた。

ずんっ!と重い音がして、柔らかいボディにグローブが半分ほどめり込んだ。餅を殴ったような感触。

「うヴっ!」と艶の苦悶の声。

艶の両方の黒目がぐるんと目の上いっぱいに移動した。

艶は細かく震えながらケホッ!と唾液とマウスピースを吐き出す。ビチャッとマウスピースがマットにへばり付き、

仰向けにダウンした。そしてヒクヒクと細かく体を震わせ、目は完全に白目になった。

初めて見る艶のダウン。いつもならプレイ後まで何とか耐えて、「お疲れ様!」と元気に見送ってくれるのだが、

その元気さの片鱗も無い。ボディの苦しさに苦悶するただの女になった。

(半分気絶してるな、ちょっと思い切って好き勝手しよう)

俺はぐにゃりとした彼女の体を持ち上げ、両腕をロープに絡ませて無理やり立たせる。

そしてもう一発、ボディにパンチを打った。

ぼすっ!

「うぅぅ!」彼女が再度、苦悶の声を出した。俺は今までにない程に勃起した。

艶は震える動作をして、ごぽっと音を立ててハムスターのように両頬を膨らませた。胃液を吐き出すのをガマンしている。

ぼすっ!

さらにボディを打つ。

「んんーっ!」艶の頬がもうこれ以上無理という位に張った。

「げぼあっ!」醜い声を出して艶が大量に胃液を吐き出した。バシャバシャッ!と、落ちている自分のマウスピースの上に

胃液が降りかかる。と同時に、又、胃液がこみあがってきたようで、頬を膨らませ、少しガマンした後に

胃液を吐き出す。それを数回繰り返し、胃液が少なくなって来ると、バケツをひっくり返したような大量の吐き方から

ボドボドッと滴り落ちる音へと変わる。

そして股間からは尿が滴り落ち始め、どんどん勢いを増してシャーッと音を立てながら自分の胃液に交わるように

水溜りを作った。尿臭さが充満する。今までに見たことのない艶の姿。もっと見てみたい。

ボディを見ると、青紫色に痣が出来ていた。さすがに殴りすぎたか?

じゃあ違う場所をと考え、俺は閃いた。

艶の股間にアッパーのような形でパンチをぶち込んでみた。

びちゃっ!と濡れゾウキンを叩いたような音がして、過剰に反応した艶の性器が再度、放尿を始めた。

やがて尿の重みで艶のトランクスはベチャッ!と足首まで落ちた。全裸にボクシンググローブという形だ。

やりすぎたと俺は反省した。というか反省したフリをした。

ジャージを脱ぐとギンギンにそそり立っている息子を、艶の力のない口を開いてねじ込んだ。

「料金外かもしれないけどすまんっ!」俺は一人で腰を動かす。

すぐにビューッ!ビューッ!と射精してしまった。まあ時間をかけて気が付かれるよりはいい。

すぐにペニスを抜いて、ジャージのズボンを履く。そしてちょっと色を付けてお金をリング横の机の上に置いて、退散だ。

最期に艶を見ると、ごぷっ。と精子を口の端から垂らしていた。

俺ってウルフマン、格好いい?