後莉亜希子(あとりあきこ)。高校2年生。あ、女子高ね。
体育は基本的に見学。水泳の時間は絶対に見学。そんな3年間の高校生活が続くんだ。
私は運動を出来ない。詳しく言うと運動服で運動をすると皆に阻害される危険があるからだ。だから病弱という事になっている。
なので私は帰宅部に属し、放課後は本を読んだり、教室でぼーっとしたり、運動部を羨ましげに見ていたりする。
今日は読書だ。私は女子ボクシング部に入りたかったので、ボクシングの教則本を読む。
女子ボクシング部の見学に行った事がある。思ったより激しい打ち合いが印象に残っている。その中でも部長の
舞 綾香(まい あやか)先輩は素晴らしく格好良かった。かなりショートな髪のボーイッシュな人。
後輩の女子から告白の手紙をたくさん貰っているらしい。私も出そうと思ったがやめた。この体の事を知られたら
嫌われてしまう。それが怖かった。
今日は特に考え事が多く、本を読むというより暗い空間であれやこれや考えながら、見てもいないページをめくるような
状態だった。
急に図書室に明かりが付く。そこで私はやっと今までここがくらかったのに気づいた。
「眼、悪くなるよ」
話しかけてきたのは、舞 綾香さんだった。体操服にブルマ。たった今部活を終えたみたいだ。
(何で?)私はつい、「はいっ」と裏声を出してしまった。綾香さんがクスクスと笑った。
えーと、寝癖とかは・・・ああ、今日の二時間目の休憩時間に直したか。自分のいつものふんわりボブショートは乱れていない。
「へー、ボクシングの本読んでるんだ」
私の後ろに張り付くように綾香さんが本を覗き込んでくる。綾香さんの汗の匂いが漂ってくる。
「はい、好き・・・なんで」私は綾香さんを振り向いて見上げた。
綾香さんは私を誘うような眼をしていた。どちらかといえば元々、猫眼の綾香さんだが、いつもに増してそれが大人の女性っぽく
セクシーに見えた。絶対誘っている眼だ、でも何に?
「後莉 亜希子さんよね?」そう言いながら綾香さんは机の上に座った。先ほどからする汗の匂いに頭がジンジン火照る。
あこがれの綾香さん。
「亜希子さん、彼氏いる?」
「いや、いませんいません!」私は顔をぶるぶる振った。
「・・・可愛いな、でも、何で彼氏がいないか私は知ってるよ?」
「えっ・・・何の事ですか?」バレているワケがない。きっと。
「で、亜希子さん、私さっきから汗の匂いをプンプンさせてるけど、興奮するの?」
私は黙り込んだ。ここで興奮を抑えないと、私の体がいう事を効かなくなる。
「興奮してる、だってここが」綾香さんが私の股間に手を伸ばす。
「やっぱり、ふたなりって話は本当だったんだ」綾香さんの言場に、観念したように私のペニスがどくっどくっと脈打ち大きくなる。
私は顔を赤くして俯くしかなかった。
「マンコは付いてるの?」
「付いてます・・・」
「へぇ、オッパイは?」
「え?」
「パッド入れてごまかしてるとか」
「いえ、ホンモノです」
「いけない、興奮しちゃったよ」綾香さんが私のペニスから手を離して二散歩後ろに下がる。
「どうしたんですか?」
「私も興奮するとさ・・・ほら」綾香さんが私の手を掴んでブルマの中にねじ込んだ。
長い突起物が手に当たり、その突起物はその刺激にビクンッと動く。
「クリトリスが以上に大きくて・・・」
私は急いで手を引き、俯いたまま両手を絡めて赤い顔をして黙っていた。
「亜希子さん、ボクシングって、拳闘として好き?それともフェチなの?」
また痛い所を突いてくる。正直に言ってしまおう。
「フェチです・・・興奮します」
「実は私もなんだ」綾香さんはポケットから何かのケースを取り出した。
「これ、今日使った私のマウスピース。洗ってないよ」
パカッと開けると、表面のぬめった白いマウスピースが姿を現した。
「嗅いでみる?」と、私が返事をする前に鼻先にマウスピースが持ってこられた。
時間の少し経った唾液の匂いが強烈にした。
「反応するかな?」綾香さんは私のペニスを掴む。
とくん、とくん、とくん。と段階をおいて少しずつペニスが勃起して行く。
「おっきい!」
男なら得意げにして良いのだろうが、私はひたすら恥ずかしかった。
「ね、亜希子さん、部室のカギ持ってるから、ボクシングしない?」