私は部室に着くまで何を話そうか、間を持たせる事を必死に考えていた。だが綾香さんは一向に気にしていない
ようだ。堂々と歩いている。
「ね、亜希子さん、ちょっと突っ込んだこと聞いていい?」
「マウスピースの予備があってよかった、亜希子さん、ちゃんと歯がたしっかり付けて口にフィットしてる?」
「はい、大丈夫です、唾液が溜まってますけど・・・」私がそう言うと、赤いグローブのみ、後は裸の綾香さんは両手を広げた。
私も同じ条件なのだが。
「私、普段全然パンチとか食らわないから、ボッコボコにしてみない?」
「え?でも怪我とかしたら・・・」
「とりあえず私のリビドーが止まらないんだ!Mなのかな?思い切って殴ってよ!」
私はかなり躊躇した。でもそれは表面上。私のペニスが、殴れ殴れと脈打つ。
「私はわかる、あなたは実はS、とっても臆病なS」
初めて他人から言われた。私自身も自分はMだと思っていた。
「SとM両方持ってる、とってもHなんだよ、きっと」
「でも、殴ったことなんて無くて」
「ああ!もう!じゃあ目を瞑って拳を振り回してみて!」
「はっはい」私は目をつぶって腕をブン!と振った。
バキッと拳に手ごたえが有った。私は薄目を開ける。
フックだ。綾香さんの頬に私のグローブがめり込んでいる。
大丈夫ですか?と言おうとしたが、その前に綾香さんの顔が目に焼きついてしまった。
目を向いて、マウスピースを口から少しはみださせている。
私はゆっくり拳を引いた。
「げぽっ!」と、発作のように綾香さんがマウスピースを吐いた。そのマウスピースがボトンと跳ねる音に
私は興奮してしまった。殴って普通に倒れるならいい、が、出さなくていい唾液まみれのマウスピース、
これを吐き出す事でパンチを食らってダメージを受けた状態を惨めに表現している。
トットッと綾香さんが後退した。
私自身信じられなかった。それは追い討ちをかけようとしている自分がいる事。
もう一発、フックを綾香さんにぶち込んでいた。
グローブはまた、頬にめり込む。そのまま固まっていると、綾香さんの鼻から血がツツーと滴り落ちてきた。
「・・・いいね」綾香さんはフラつきながらそう言った。
「マウスピース、咥えなきゃ」そう言いながら自分のマウスピースを拾っている。
そして咥えようとして止め、「嗅ぐ?」と私に聞いてきた。
素直に頷いてしまった。すぐに私の鼻に綾香さんのマウスピースが押し付けられる。生暖かい。
「吐きたてよ」その綾香さんの言場にも私は興奮してしまった。
「すっごいギンギン!」
言われなくても分かっていた。もう精液を発射したい程にペニスは硬く勃起していた。
自分のペニスがヒクンと動く度に、それ自身の刺激で射精しそうになる。
「じゃあ、Mのあなたを見てみようかな」
私の鼻からマウスピースが離される。唾液の糸がツーッと引いた。
「いくよ!」
「え?え?」
がきっ!と脳に音が響いた。アッパーだとすぐに分かった。
スローモーション。私の口から唾液とマウスピースが飛び出すのが見えた。ゆっくり。
そしてマットに体は叩きつけられ、体中に何かが込上げてきた。最初は嘔吐してしまうのかと思ったが違うらしい。
下腹部に波が寄せては返すように、それがどんどん激しく。
私の顔の横にマウスピースが落ちてきてバウンドする。唾液まみれで汚いモノが私の口から吐き出されたと再度認識した。
込み上げてくる。どんどん。ペニスがおなかに引っ込んでいくような感覚。引いて引いて引いて。
それから頭が真っ白になるような快感が急に襲ってきた。
ビュルルルルッ!ビュルルッ!と射精する音が露骨に私のペニスからした。
あおむけに倒れている私の胸あたりに精液がビチャビチャと降り注ぐ。
倒れている自分に酔ってしまった。自分の性器を広げて見られるよりよっぽど恥ずかしい。恥ずかしくて気持ちがいい。
魂ごと刈り取られるようなアッパーに、臭いマウスピースを唾液で更に臭くして、それを吐いて綾香さんに見られる。
そして絶頂して射精を痙攣しながら大量にしてしまった。それに酔った。
「スゴイ、私、かなり濡れたかも」そう言いながら綾香さんは私のマウスピースを拾い上げた。
私の汚いマウスピースが、よだれまみれの臭いマウスピースが、じっくり綾香さんに匂いを嗅がれている。
「スッゴイ臭い、綾香さんのツバってすっごく温かくてすっごくクサい」
私はダウンしたそのままの格好で、その言場に更に射精を始めた。
精液の量は減らなかった。勢いも。
ビュルルルル!と注を舞い、降り注いでくる精液。
「わぁ、キンタマにどれだけザーメン溜めてたの?」
綾香さんはそう言いながら、私のキン・・・タマを持ち上げて女性器の部分を覗いた。
「大陰唇がぷっくりしてる。えーと、大陰唇と大陰唇の間にマウスピースを挟んでおくね。
にゅるりと生暖かいものが私の女性器に綺麗にはまった。
「いや、それよりもこうしよっかな」
ぐちゃぐちゃと私の柔らかくて白いマウスピースが膣口や尿道をグチャグチャとかき混ぜる。
私はようやくダウンの衝撃から立ち直りかけ、顔をあげた。
私の唾液と愛液で、マウスピースからはちみつのように粘液がドロリとこぼれている。
それを私の口に突っ込んできた。
酸っぱく、生臭い匂いが私の口の中に広がる。これが私の粘液の味なのかと驚いた。
私は虚ろな気分で立ち上がった。綾香さんは目を剥いて興奮している。露になっているふくよかな乳房にしっとり汗を
かいている。
私はというと、物凄く気持ちの良い脱力感を味わっていた。自分でも感動する程に。
「じゃあ今度は私に同じのを」綾香さんはアゴを突き出してきた。
私は躊躇わなかった。あしたのジョーのアッパーシーンでいつも射精していた事を思い出しながら、目一杯にアッパー
を打った。
がっ!と手ごたえがして、綾香さんが体を宙に浮かせてのけぞっていた。
ドン!と思い切りマットに体が叩きつけられる音がして、綾香さんはあおむけにのけぞりながら痙攣している。
少し不安になり、綾香さんの顔の方に周ってみた。
綾香さんは白目だった。そしてゆっくり、ゆっくりと口が盛り上がって白いマウスピースが顔を覗かせてきた。
「ぶはぁ」と変な声を出して、綾香さんの口からマウスピースがヌルヌルになって吐き出された。
さっきとは違い、マットに落ちる時にベチャッと音がした。その際に唾液が散って、私の顔にかかる。
「い・・・く・・・」と小さなうめく様な声を出して、綾香さんの体が揺れる。そして自分の性器からビュッ!とすごい勢いで
液体を飛ばした。多分「潮を吹く」とはこの事だろうと思い、興味本位で私は綾香さんの性器側へ移動した。
クリトリスがビクンビクンと動き、ピンク色の性器全体がヒクヒク動いている。かなり生臭い。
私の思考回路は壊れた。震える指で綾香さんのクリトリスをつまんだ。
そして、ゆっくりしごく。
驚いたことに、その刺激でさらにクリトリスがヒクンヒクンと伸びた。
「そのまま・・・私に乗っかって殴って・・・」綾香さんがふいに意識を取り戻したようで、そう言った。
私はもう迷わない。仰向けの綾香さんに馬乗りになって、右、左とパンチを顔に打ち込んだ。
綾香さんは・・・分泌された唾液と言うには程遠い、もっと下品な。そう、よだれを吐き散らしながら私のパンチを受けた。
だんだん顔が腫れて行き、あしたのジョーのように顔がボコボコになっている。
そして気がつくと、綾香さんはぐったりとして動かなくなっていた。
「しばらくこのままでいさせて・・・」綾香さんはそう言うと、血とよだれの混じった液体を噴霧器のようにぶはっと散らした。
日が経った。
今日は綾香さんがお泊りで来るらしい。あしたのジョーを鑑賞しながら、マウスピースの吐きっこをすると意気込んでいた。
綾香さんの、よだれでグチャグチャになったマウスピースをわっかにしてオナホールのようにして、ペニスをしごくとも
言っていた。しごかれながら女性器の部分を自分でいじったらどれほどの快感なのだろうか?
結果は最高としか言いようがなかった。まず最初に二人でマウスピースを咥えたまま二時間ほど過ごし、お互いバケツにマウスピースを吐き出して交換した。そしてお互いにヌチャヌチャしたマウスピースをいじって興奮した。
そして二つのマウスピースを逆同士に重ね、真ん中に穴がある状態にして綾香さんは私のペニスを穴に突っ込んでしこって
くれた。グチャグチャと音がして、二人の唾液がかき混ぜられて興奮するほど臭い唾の匂いが立ち上ってきた。
「明日はスパーリングね、ボコボコに殴ってほしいな」綾香さんは積極的にプログラムを組んでくれる。
テレビではジョーがアッパーを食らってマウスピースを吐き出すシーンになった。
それに合わせて私はどぷどぷと射精した。
最後にその使用したマウスピースをお互いにくわえて、唾液が十分まわった所でバケツにお互いブボッと吐き出した。
それをこのまま明日まで放置して使うらしい。どのくらい臭くなるだろう?
毎日が楽しくてしょうがない。