矢根 谷口
「ほんじゃ、少し休憩でもするか?俺がはじき飛ばした谷口のマウスピースとって来るから」
矢根はリングから降りると谷口のマウスピースを探し出し、隣の給湯室へそれを洗いに行った。
谷口はロープにもたれかかって、グッタリとしながら体力や気力の回復を試みている。
口の中に残っている矢根の精液が生臭く、何度かリングの上に吐き出した。
「よし、綺麗に洗ってきたぞ、そろそろ続けるか」矢根はリングの上へロープを飛び越して入ってきた。
そして谷口の口にマウスピースを押し込む。
「さあ、来いよ、来いよ谷口!やるんだろ!?」
「や・・・る・・・やる・・・」谷口は構えた。
「俺だったらもうギブアップするけどな。何がお前を支えとるのか知らんが」矢根がスタスタと谷口の方へ歩いていく。
谷口は怯えるようにガードをしている。
(強制フェラなんてやらせて・・・こっちもちょっとヒールな手を使ってやる・・・)
矢根がある程度近寄ってきた瞬間、谷口は矢根の足をダン!と踏んだ。
「おぉ?」矢根がひるんだ。
「レイプ野郎!」谷口は叫んで殴りかかろうとする。
「ふん!」矢根は踏まれた足を思い切り上げる。谷口の足も持ち上げられ、バランスを崩す。
そしてロープにもたれかかる谷口に矢根が体重を乗せたストレートを打つ。
グシャッと音がして谷口の顔面にパンチが埋まる。
ぐるんと谷口の両目の黒目が上に上がり、ぶはっ!と血が吐き出される。
矢根は血をかぶって、満足そうな顔をしている。
(神様!力を!)
谷口は最後の力を振り絞って、パンチを放つ。
それは矢根のボディにヒットした。
「うお・・・」矢根がそう言って膝をついた。どうやら効いたみたいだ。
(逆転のチャンスだ、上から顔面にパンチを叩き下ろしてやる・・・)
「だぁぁぁぁぁぁっ!」
谷口のパンチが振り下ろされる。
だが膝をついた状態で矢根は谷口のボディを狙って一直線にパンチを打っていた。
距離的に矢根のパンチが先に谷口のボディにめり込んだ。
「ウゥッ!」谷口は苦悶の声を出しつつも、自分のパンチを止めなかった。
バン!!手ごたえがあった。
(やった・・・これは絶対に効いてるハズ!)谷口が視線を降ろした。
矢根のグローブが谷口のパンチを受け止めていた。
(そん・・・な)谷口が失意の表情をする。
「俺、強いだろ?」矢根はニヤリと笑う。
もう矢根に届くパンチは無い。あったとしても、もう考えられない。谷口は精神的に完全に追い込まれた。
そしてぼろぼろと涙を零しながら「もう嫌だよぅ・・・嫌だよぅ・・・」と泣き出した。
そして四つんばいに倒れる。今食らったボディが胃を刺激して、胃液が込上げてきた。
「おぶっ・・・げぇ・・・」透明な液体を吐き出して、谷口は四つんばいから横向きに倒れる。
「もう駄目・・・もう駄目・・・もう・・・限界だよぅ」嘔吐しながら谷口が泣いている。
「じゃ、もう終わりだな、お前。さっきからまともに目も見えないだろ?両目が腫れ上がってさ」
「負けは・・・いやだ・・・いやだ」
「それじゃあ続けるんだな」矢根がダウンしている谷口の頬に、カラテの瓦割のようにパンチを振り下ろした。
ぐしゃっ!と音がして、谷口の口から胃液の残りとマウスピースが噴射される。
そしてプッと奥歯を吐き出した。
「悪いな谷口、奥歯折っちゃったか。腫れてる頬がさらに腫れちゃうな」
そう言いつつ、もう一発同じパンチを矢根は振り下ろす。
ごきっ・・・。
「あ・・・」と谷口は一言だけ言うと、目を白目にして全身の痙攣を始めた。
「あんまり悪いとは実際、思ってないんだけどな、むしろサイコーだ」矢根はそう言うとニヤリと笑った。
谷口の意識がどんどん無くなって行く・・・。
自分の股間に違和感を抱いて谷口が目を覚ます。
自分が裸にされ、股を開かれている状態だった。
(え?)
上からは全裸の矢根が覆いかぶさっている。ペニスが完全に勃起していた。
「よう、おはよう。お前のここ、すんげー汗臭いな。それはそれで興奮する」
(犯される!)
もう遅かった。自分の心とは裏腹に、谷口の性器は濡れていた。
ぬるっと矢根のペニスが入ってくる感触がする。初めての谷口は熱い火かき棒を突っ込まれる感じがした。
「い・・・痛い・・・」
「痛いか?谷口。何度かやると病みつきになるぜ」矢根はゆっくり腰を振り出した。
ニッチャニッチャと粘膜の擦れあう音がする。
「痛い・・・止めて・・・」
「ああ、もうすぐ止める。お前のが名器すぎてすぐイくからな」
「う・・・訴えて」そこまで谷口が言いかけると、矢根が顔面にパンチを打ち込んできた。
「ヤりながら試合続行でもするか?ハハッ!」
左右にパンチを打ち込まれて谷口は唾液を噴出し、再度気絶しそうな状態になるが、股間の痛みですぐに意識が戻る。
谷口はもう抵抗をやめた、何においても矢根には勝てない。
「顔がさっきより腫れ上がってるな、歯を折ったからそこらへんが腫れて膨れてる。全体的に青紫に痣になってるし、ひでえな」
谷口は徐々に股間の痛みが気持ちよくなって来ているのが分かった。
完全な敗北で矢根に支配されている状態も心地よい。
「さて、そろそろフィニッシュだ。外出しで、腹にでもぶっかけて・・・」
矢根が言うと、谷口は矢根の腕をグローブで掴んだ。
「中に出していいよ・・・」
掴んだグローブに力が入る。
「後悔するなよ!」
熱い精液が膣に注がれていくのを谷口は感じた。
「ウッ・・・中出しは・・・最高だな・・・」矢根は全身で快感を感じている。
「子供・・・出来ちゃうかな・・・」
「おろすなよ」
「え?」
「子供が出来たらお前んとこの両親に挨拶にいってやらぁ」