紗菜。超頭のいいハイスペックポニーテールな妹。明日菜の下の妹だ、うん。

兄が酔っ払って明日菜の事をベラベラ喋ってしまったら

「セコンドってやってみたい!」と駄々をこねたので連れてきてしまった。

 

                        *

 

「お姉ちゃん、本当におっぱい丸出しでボクシングやるんだね!紗菜も試合してみたいなぁ」

「・・・・・・」

「あっ、マウスピースが大きいから喋れないんだ!ごめんごめん、黙っとくよ〜」

「・・・・・・」

「・・・・・・」

「ここの照明強いね、ひまわりがいっぱい育てられそうだよ!」

「・・・・・・(モゴモゴ)」

「あ、ごめん、黙っとくんだったね、試合まだかなぁ・・・」

 

 

カーン

 

今日の相手は小麦色によく焼けた肌の20代前半の女性だった。

しっかりとした体つきをしており、人気のある選手らしく、彼女に応援コールが飛び交う。

 

明日菜との試合は手を出すだけで良いという言葉がこの会場に出場する選手に広まっている。

明日菜は殴られるのが好きな為、ガンガン殴られる。

前もって明日菜は妹の紗菜にそれを言ってあるので、殴られてピンチになっても喜んでいる。

「いいぞー、お姉ちゃんを喜ばせてやって!」紗菜は興奮したように叫ぶ。そして興奮のあまり

リングサイドから登って叫んでいると、ぐるんとロープを回転してマットの上に背中から落ちた。

「一人ボディースラムッ!」紗菜は背中から落ちた瞬間にそう叫んだ。

頭はいいがドジだ。

 

 「いたたたた・・・って、今こっち来ないでー!紗菜は急いでリングから下りようとロープをヒョイと飛んだ。

勿論リングにはそれだけの高さがある訳であって、足場の無い紗菜は顔面から落下して打ちつけられた。

 

「あいたたたた・・・」

紗菜が立ち上がろうとすると、グシャッという音がして唾液まみれのマウスピースが飛んできた。

「わっわっ!」紗菜はそのマウスピースを両手でキャッチした。びちゃぁっと唾液の渋きが飛ぶ。

「このマウスピースのデカさ、明日菜お姉ちゃんのだ、くっさ!」

すると、ダランとロープを背にして外に逆さまにぶら下がる明日菜の姿が目の前に現れた。

強烈なアッパーらしく、だらしなく口を開いて唾液を垂らし、目がイッている。

「お姉ちゃん?おーい、お姉ちゃん?」

話しかけると、突然げぼっと明日菜の唾液が紗菜の顔面にぶちまけられた。

「プあっ!なにこの唾の量!」紗菜は急いで顔を腕でゴシゴシこすった。

「こすったらなんかもっとクサっ!」

 

(・・・・・・)明日菜は半分気絶しているようだ。

「お姉ちゃんの事は理解してるんだ、こういう場合は〜、うーん・・・」

紗菜は明日菜のブルマを後ろから脱がすと、膣口にマウスピースを突っ込んだ。濡れていなくとも、マウスピースは

唾液まみれなので問題無い。

「ちんぽ擦るみたいに上下したらいいんだよね?お姉ちゃん」

紗菜はグリグリとマウスピースを動かしながら上下に動かす。

「ほらっ!相手選手もお姉ちゃんをもっと殴って!」

紗菜に急に振られた相手は、「あ、ああ・・・」と言って明日菜の上体を起こすと、顔面を殴り始めた。

殴られるたびに唾液が紗菜に散ってくる。

「お姉ちゃん、私にはよく理解できないけど、変態してるね!」紗菜は相変わらずマウスピースを上下させている。

明日菜はイった目から白目へと代わり、全身が細かく痙攣して来た。

露出した性器から潮をジュバッと吹く。理科室の水道のように勢い良く出たそれは、マウスピースを持った紗菜の手に

ビジャビジャと浴びせられる。

「お姉ちゃんもうちょっとで絶頂だ!相手選手!これをお姉ちゃんの口にねじこんで!」

紗菜が相手選手に明日菜のマウスピースを投げる。

「あ、ああ・・・(私、何してるんだろう)」

受け取ると、相手選手は露骨に臭そうな顔をした。

「お姉ちゃん、生理終わった後はマンコが臭いからしょうがないよ」紗菜が言った。

明日菜の口にマウスピースがねじ込まれる。自分の口に性器の臭いが充満する。

「お姉ちゃんのマンコは〜、洗ってないチンコを濃縮させたような匂いがするんだよね」

 

紗菜の暴れっぷりに、観客のほとんどが股間に手を持っていった。

 

「後は、さんざん顔面を殴ってアッパーでリング外へ吹き飛ばしちゃえ!」紗菜はそう言って満足そうに椅子を置いて座った。

明日菜の顔面がボコボコに殴られる。口の中も切れてマウスピースを赤く染め、鼻血も両方の鼻から出てマウスピースまで伝って

降りている。

 基本はおっとりした紗菜だが、初めての経験で興奮しているらしい。

彼女なりに、客の抜きどころ、姉の絶頂、相手の勝利を上手く計算して演出しているようだ。

主催者側からマイクが紗菜に手渡される。

 

「じゃあ野郎のみなさん、3、2、1で相手のアッパーが炸裂!そこが抜きどころですよ!」

「えっ(筋書き決められてるの?)・・・」相手選手は困惑しているが、アッパーのモーションに入った。

 

「はい、3、2,1、ぜろー!」

 

ぐしゃぁっ!!!

 

明日菜の体が宙を舞い、マウスピースが吹き飛ぶ。

体が弧を描き、明日菜はリング外へと背中から叩きつけられ、ひどく痙攣を始めた。

瞬間的にエビ反りになり、性器から先ほどより量の多い潮を勢い良く吹いた。

紗菜は血まみれのマウスピースが跳ねる音をマイクでしっかりと会場全体に聞かせる。

「しあいしゅーりょー!みなさん精子はしっかり出しましたか!?」

観客席のほぼ全域から満足そうなため息が漏れる。

 

「私はこんなの興味無いけどね、この変態どもー」紗菜がおっとりと言うと、その言葉にイかされた人の「ウッ」という声がこだまする。

 

 

                          *

 

 凄いな、兄としては凄いと思う。紗菜。あれ?なんでセコンドなのに主催者側から札束もらってるんだ?

まあ・・・・・・いいか。本当は兄はここの弁当食えれば満足なんだ。