「建都、これどうかな?」
ママがぼくの為に、服や新しい靴を買ってくれる。
そう。あれからしばらく経った今も、ママは地下ボクシングで試合を行っている。
決してお金に溺れていない。今まで自分がぼくに買うことの出来なかった、ささやかな贅沢を
している。貯金もしっかりしているらしい。
とにかく、ママは成功したのだ。地下ボクシングの世界でファンも増えたらしい。
試合後の防具も売っている。とにかくマウスピースが売れているらしい。
激しい試合で歪んだり、唾液と血に塗れたそれは、すぐに真空パックされてオークションに出される。
ママは入ったお金を募金等に使っているようだ。
ぼくはたまにママといっしょに寝る。寂しいからじゃない。短期間で鍛えられ、ムキムキとはいえないが、
柔らかくて張りがある鍛えられた体。それに甘い香り。それを楽しむ。
DVDだって出ている。サンプルで貰ったが、内容は素晴らしかった。
「負けダイジェスト」といって、無様に負けた試合が収められている方が売れているらしい。ぼくも良いと思う。
「勝ちダイジェスト」より「負けダイジェスト」の方が興奮する。
今日もママの部屋に行った。いっしょに「負けダイジェスト」を観ようとママが誘ってきたんだ。
画面には滅多打ちにされているママばかりが映っている。抵抗も出来ず、ひたすらその体中に
パンチを受け、天井のライトが逆行となり、ママが唾液を大量に吐き出した時に、キラキラ光って見える。
このDVDの凄い所は、あまりDVDでは使われていない「アングル」の機能を十分に生かしている。
たくさんのカメラがたくさんの角度からママを移し、何度も角度を変えてみる。
マウスピースを吐き出す時は、ママの顔のアップでマウスピースが吹き飛ぶ所。マウスピースが唾液で
びちょびちょに濡れて、口から糸を引いて吐き出される所。
マウスピースを追いながら、ママの吐いた純白のマウスピースがべちゃべちゃと音をたてて転がるシーン。
そしてママがイった目をして、仰向けにダウンしながら痙攣をしている所。全てが堪能出来た。
ぼくは何度もリピートをお願いした。パンチで歪むママの顔。スローで観ると卵を産むように
唇から白いマウスピースがゆっくり出てきて、吐き出す部分。
マウスピースがアップになった時は、匂いまで伝わってきそうな位、鮮明な画像だ。
ぼくは勃起してしまう。きっと今日は寝れずに興奮したまま朝を迎えるだろうと思った。
だけど、ママはぼくの予想通り、ぼくのペニスを握ってきた。
気が付くとママは裸だ。そして股を開いている。
「入れたい?」
挑発的な言葉がぼくの脳に飛んできた。普通はダメなんだろうけど、まだママは30代前半の「女」だ。
薄暗い中に、ママの股間が艶かしく鈍い光を放っている。濡れてるんだ。
ぼくは手を伸ばす。濃い陰毛をゆっくり掻き分けると、生臭い、フェロモンチックな暖かい香りがする。
おっぱいも、形が良いし、張りがある。うっすらと汗を滲ませている。
汗臭い。頭がくらくらするほどに汗臭い。極限に勃起をするとペニスが痛い。赤く充血して血管が浮き出ている。
ぼくのペニスは普通の成人男性より大きいとママにいわれた事がある。
ぼくはママのあそこと、今流れているDVDのどちらに目を向けて良いのかキョロキョロとしている。
そうするとママはぼくのペニスを掴んで無理やり入れようとして来た。
ぬるっと吸い込まれるように入り、ペニスが熱い。腰を振った方がいいのかな?そう思って僕は前後運動をする。
DVDでは、ママがまたマウスピースを吐いた。思わず腰を振る速さがアップする。贅沢だなと自分でも思う。
射精が近い。まだまだ楽しみたい。腰を前後する度に物凄い刺激が脳の中心に電気を落としたように駆け巡った。
ガマンだ。ガマンだ。ガマンしたいけど、ここではママの膣にペニスが摩れるグチャグチャという音がして、その音
に負けそうになる。まだイきたくない。
でもダメだった。締まりの強さに負けて、おなかのおへその辺りに快感が集まってくる。そしてペニスが収縮するように
気持ち、引っ込んだ。そして快楽がじわじわと襲ってきた。
出る・・・。その瞬間、映像を見ると、ママがボコボコに痛めつけられ、血みどろのマウスピースを吐き出した。
そしてマウスピースがアップになり、唾液と血にまみれたマウスピースが画面一杯に見えた。それが限界。
ぼくはペニスを抜いて、さらに想像した。ぼくの精液にまみれたマウスピースをママに咥えてもらいたい。
そんな気持ちで一杯の中、ビュルルッ!と、凄い勢いでママのあそこに精液をぶちまけた。
何度も何度も、もう射精が一生止まらないのかという位に精液は次々と飛んだ。
そして汗をかいたぼくは、布団に倒れこんだ。今日は限界らしい。
また「負けダイジェスト」の続きを作って欲しい。そう思いながら寝てしまった。
END