今、隣近所で揉めてるんだ。人との付き合いって難しいね。

ぼくは、あまり怒らずに穏便にねって言ったけど、ダメだった。

相手はぼくの同級生のお母さんなんだけど、ぼくとその同級生は仲がいいんだ。

だから「お互い困ったね」って言って無理に笑顔を作るしかない。

ちなみに同級生は美穂ちゃんって言うんだ、カワイイよ。

 今日帰ったら、何かママがぶつぶつ言っている。

ぼくが聞くと、どうやら向こうのお母さんに殴られたらしい。

そして「伊達にボクシングやってるワケじゃないのよ」と言われた、と。

 

 じゃあうちのママも黙って無いよね?

地下ボクシングの運営事務所に電話して、試合を決めちゃったみたいなんだ。

「行こうか」

試合の日に、全くプレッシャーを感じていないママの姿に、凄いなぁとぼくは思った。

 

 美穂ちゃんのお母さんは、うちのママにひけをとらない位若く見える。

おっぱいを出してリングに上がっている自分のお母さんを見て、美穂ちゃんはアタフタしている。

そうだよね、女の子だし、戸惑うよね。とりあえずぼくは、いつもの事をするだけ。

赤いグローブと赤いトランクス。赤いシューズで赤コーナー。経験積んでるから試合場は

立場が上なんだな。マウスピースを口に運ぶと、ママは真剣な顔つきになった。

 

 美穂ちゃんのお母さんは、黒い髪のショート。お姉さん位の年に見えるけど、何となく

大人の雰囲気が凄く出てる(大人なんだけどね)。

それと、おっぱいの形が円形に近い。調べたらうちのママは釣り鐘型って言われる形みたいだけど。

その二人のおっぱいがリング上で揺れている。

 

 ゴングが鳴ると、二人は一気にマットの中心へ走った。

いきなりママはフックを叩き込まれて、唾液を飛ばした。早めにマウスピースを咥えたせいか、唾液が

やたら多い。でもそれはお互い様。ママは揺れる事無く、フックを打ち返した。

相手の首が飛ぶんじゃないかって位に顔を歪ませてはじき飛ばす。

唾液はママ以上に吹き飛んでいく。

美穂ちゃんに唾液が降りかかり、何か言いながらパニックになっている。

だよね、普通はツバが飛んできて、かかったら嫌だよね。ぼくは慣れたというか、好きなんだけど。

 

 最初はママが優勢に見えた。でも美穂ちゃんのお母さんは地下ボクシングじゃなくて通常のボクシングを

やっているから、基本が出来てるって言うのかな、ガードも上手だし、どんどん冷静な顔になって来た。

そしてママに一撃!ストレートを見事に決められてしまった。

ママは後ろへヨレヨレと下がった。美穂ちゃんのお母さんは、一気にたたみかけるみたいだ。

そこへママがアッパー。見事に唾液まみれのマウスピースを吐き出させた!。

マウスピースは美穂ちゃんのもとへ、ビチャビチャと跳ねていった。

美穂ちゃんは半泣きのような顔をしてマウスピースを両手で拾った。指の隙間から唾液が垂れている。

「ママー!これどうしたらいいの!?」美穂ちゃんは叫ぶけど、試合中だから二人とも忙しいんだよ。

さすがに答える時間は無いと思う。

 

 1ラウンドが終わった。カメラを持った人がリングサイドから二人を映している。

今日はフェチを前面に押し出した嗜好の試合らしく、二人はトランクスを脱がされている。

ママは慣れてるけど、美穂ちゃんのお母さんはかなり焦っている。美穂ちゃんもショックに違いない。

【それでは、この二人のトランクスを競売にかける前に、セコンドに嗅いでもらって感想を頂きましょう】

そう、アナウンスで言われた。

最初は美穂ちゃんらしい。自分のお母さんのトランクスの股間を見たまま固まっている。

でもそれじゃあいつまでたっても終わらない。美穂ちゃんは上目使いで匂いを嗅いでいる。顔が真っ赤だ。

「えと・・・くさい・・・です」美穂ちゃんが言うと、

「具体的には?」と突っ込まれてる。

「汗とかおしっことか・・・うん、鼻の奥がツンと・・・します」

カメラに写され、リング中央の上にある四方向のカメラには、そのトランクスの股間部分がアップになっている。

縦に割れたあそこの形がすぐに分かるような形状をしていて、何となくえっちだった。

次は、ぼくの番。慣れているから大丈夫。でも今日は匂いがしない、何故だろう?

そう思ってママのあそこを見ると、何か張り付いてる。

後で知ったけど、おりものシートっていうんだね。

それを剥がすと、大量に粘液が付いてきた。正直、今までの中で一番強い香りがした。

おしっこが中心の匂い。それがカメラに写った後、それは没収されて、目の前で真空パックにされた。

売るんだな。とぼくは思った。

 

 2ラウンドに入ると、美穂ちゃんのお母さんは、また走ってリングの中央へ行く。

その時、ぼくは思った。誰かに似てると思ったら、グレン○ガンのヒロインの赤い髪の人の顔に似てる!

髪は黒いけどね。

 

 そして殴り合いが始まるんだけど、ぼくは二人のあそこの部分をよく見た。

美穂ちゃんのお母さんは毛が薄くて、一本の線が走ってる。

ぼくのママは、毛がボーボーでよく見えない。いつもかき分けてる位だからね。

 

 殴り合って血と唾液をお互いにぶちまけている間、会場はシーンと静まり返っている。

何故かは知っている。みんな、自分のペニスを握ってるんだ。

いつでも発射出来るように。そして見逃さないように目を皿のようにして、いつ発射するか考えている。

 

 しかし、さすがママだと思う。美穂ちゃんのお母さんの方が圧倒的にぼこぼこにされている。

眠そうな目をしてると思ったら、目が腫れているんだと気が付いた。

そういえば、昨日の夜、ママは言っていた。「せんれい」がどうのこうの。詳しく教えてもらおうと思ったけど、

ママは大まかにしか意味が分からず、唸っていた。まあ、これはどうでもいい事だよね。

 

 あ、ママのフックが決まった!美穂ちゃんのお母さん、美穂ちゃんの目の前のロープにしがみついてる。

「お母さん!お母さん!」美穂ちゃんが叫ぶと、美穂ちゃんのお母さんは唾液と、マウスピースを突然吐いた。

美穂ちゃんは唾液を浴び、やわらかなほっぺには汚いマウスピースがべちょっと付着してる。

 

美穂ちゃん・・・倒れた。よっぽどショックだったのかな。

お母さんの方も、もう立ち上がりそうに無い。

だってリング上の映像では、白目になり、舌をだらんと垂らしている美穂ちゃんのお母さんの顔があるから。

 

 

 試合は早く終わっちゃった。ぼくは残念だった。物足りない。

そう思っていると、「相手のトランクスを買ってあげようか?」ってママは言った。

ぼくは素直に頷いた。

 

 その晩、美穂ちゃんのお母さんのトランクスをスタンバイして、ぼくはオナニーをしようと思った。

パンツを下ろして、嗅いだ。

生臭い磯の香りがした。それとおしっこの乾いた匂い。

もうその時点で、何もしていないのにぼくは射精した。

ごちそうさまでした。