俺は賢者だ。煙草を吸いながら思った。
大学の合コンなんて期待していなかった。まさかこんな展開になるとは思わなかったなぁ。
寄って、女子ボクシングフェチだとカミングアウトしたのをよく覚えている。
むしろ、そこから先を鮮明に覚えている。
大人しくてちっこい女の子。黙って手を挙げて「私、ボクシングやってます」って言ったな。
皆に「悪いね〜」と言って俺と彼女はホテルに行ったんだ。
彼女は写メを色々見せてくれたっけ。何故か全裸で試合してる写真。酒が入っているせいか、俺は笑った。
そして「すごいじゃん!」と俺が言うと、彼女は照れくさそうに笑った。
「セコンドに撮ってもらったんだ」彼女が言うのでよく見ると、確かにセコンドの位置からだ。
どんどん腫れていく彼女の顔。写真を進めたいが、これでもいい、思い切り勃起しているので何とかしたかった。
目の前に女の子がいるのにだぞ?二〜三回ほど擦ると、彼女は「熱い」といって脱ぎ出した。
(ラブ)ホテルの中の薄暗い明かりの中、女の子の甘い香りがふわっとした。
全裸の彼女のボディには痣がくっきり残っており、それを自分で撫でている。
「それ…」俺が言うと「ボクシングでだよ」と彼女は答えた。
俺は喉を鳴らした。
「ボクサーを殴ってみない?」彼女は急にそう言った。
そして自分のポーチからケースを取り出した。「帰ってから洗おうと思ってたんだけど」
彼女が俺の目の前でケースを空けた。唾液が底から4分の1ほど唾液が溜まった中に純白のマウスピースが漬かっている。
「うわ、こんなに唾液吐き出してたんだ…」彼女がそう言いながらマウスピースを取り出して俺の目の前に突き出した。
時間の経った唾液の匂いがする。そして唾液を滴らせながらヌルッと光ったそれは、俺には女性器に匹敵するほど
エロく見えた。
彼女はそれを咥える。
「ほら、殴って、そういうの好きなんでしょ?」
俺は自分の右拳を見る。うん、殴りたい。それに寄ってるからなんか罪悪感無いぞ。
「迷ってると、どんどんツバが口に溜まっていくよ」彼女が言った瞬間、俺は右拳を彼女の左頬狙ってぶちかました。
唾液が壁に飛び散って、その中間あたりにマウスピースがペチッと音をたてて張り付いた。
唾液が壁から垂れ始め、マウスピースは張り付いたまま自らの重みでズルズルと下がっていく。
「凄い、さすが男の子だよ」彼女はそう言ってこちらを向いた。鼻血を垂らしている。
しばらく向き合っていると、今度は口の端から血が垂れてきた。
「大丈夫?」俺は今更ながら言う。
「最高だよ」彼女は笑っていた。
ほら。彼女は俺に見せるように股を開いて、そこの真ん中にあるものを開いた。
左右に開く際に、粘液が左右に、にちゃぁっと糸を引いた。
「ここに入れながら、私の写メ見たら?」
俺はすぐさま行動に移した。あおむけに寝ると、彼女は俺のペニスを掴んでそこに入れてくれた。
ペニスが熱い。
俺は試合の写真をどんどん見て行った。腫れていく彼女の写真、どんどんダウンしているシーンが多くなってくる。
最後に、彼女はペニスを抜いて立ち上がった。
「マウスピースフェチでしょ?」
俺が「うん」と答えると、彼女は「ちょっと待ってて」といったまま立ち尽くしている。
五分くらい経っただろうか?膣口が広げられ、白いモノが姿を現した。
ぶりゅっ!とそれは吐き出され、俺の胸の上に落ちた。粘液が飛び散る。
「ここにマウスピース入れてたんだ」
俺は手に取った。ひどく酸っぱい匂いがする。そして暖かい。
「口にはめてよ、間接的なクンニだよ」
俺はそういわれて加えた。しょっぱい、女性器の香りが口いっぱいに広がる。
彼女はしゃがんで、俺のペニスの前に顔を近づけた。よく見ると、ひどく可愛い。可愛い童顔なのに艶かしい。
「はい、かけて」
俺の前立腺がキュッと締まる。ギュッギュッと締まって、少し痛くなった頃に大量に射精した。
「んっ」
彼女の顔に大量の精液をぶちまけた。彼女は幸せそうな顔をしていた。
というわけで、今は朝。未だに賢者状態。
「名前わからねえままだったな」俺は呟いた。
彼女は起きていたみたいだ。後ろから声がする。
「付き合ってくれる?そしたら名前教えてあげる」
俺は振り向かずに頷いた。
「私の名前はね…」
END