【ママの悩み事】

 

「建都さぁ、今日の試合どうしようか?」

試合の待合室で急に春子(ママ)が情け無さそうに言う。

「どうしようかって、もう試合スタイルじゃない」

「整理前かなぁ?おりものが多くって」

春子がトランクスを脱ぐと、パンツを履いており、そのクロッチ部分に

オリモノシートが貼り付けてある。

「あー、もうダメだ」

春子はそれをペリペリと外して机の上に投げた。

ビチャッと音がして、想像以上に膣からの粘液が散った。

「あきらめるしかないね、フェチが多いからウケるよきっと」

建都はそう言った後、鼻を鳴らした。

「やっぱり整理前後は臭いね」

春子は嗅ぎなれており、そこまで気が付かなかった。

 

 

 

 試合が始まった。今回は体格が同じ位で、同じ年齢位の女性で、茶髪でショートヘア。茉莉(まつり)という名前らしい。

春子は自分を見ているような気がして来る。

セコンドはその女性の娘らしかった。「がんばってママ!」と叫んでいる。

最初は無駄な打ち合いをして、避けて避けられて、なかなか思うように試合展開が白熱しない。

その中で、春子は自分の膣口から溢れ出る液体が気になって仕方が無い。

(急いで試合を終わらせないと!)

春子は一呼吸置いてタイミングをずらし、慌てて前につんのめる相手にフックを打った。

 

「げぴゅ」

 

妙な声を出して、茉莉の口から、のろしが上がるようにベトベトの唾液を飛行機雲のように残しながらマウスピースが飛ぶ。

それは自分の娘へと転がっていった。

セコンドの女の子目指して飛んでいったので、思わず彼女は手で受け止めた。

手に生暖かい感触がして、指の間から唾液が滴り落ち、どうして良いのか判らないと言うように少し半無きになっている。

 

(よしっ!今日は久しぶりに勝つか!)

茉莉はダウンしそうな状態から足を踏みしめ、すぐに戦闘スタイルになった。

顔面をひたすら狙えば、其の内立てなくなる。それを狙って春子はストレートを打とうとした。

 

ベチャッ

 

ふいに音がして、春子も茉莉も動きを止めた。

粘液を吸い込んで、飽和状態を超えて重くなったオリモノシートが春子のトランクスとパンツを下げて

落ちていた。

一瞬でリングの上が、裂きイカと生臭さ、酸っぱさをミックスさせた匂いに変わる。

「うっ」と茉莉は臭そうな顔をしたが、春子より先に正気に戻り、ここぞとばかりフックを打ち返す。

グジュッと音がして春子は水鉄砲のように唾液を噴出した。だが殴られるのに慣れてきたせいか、何とか

倒れずに踏みとどまった。裸の下半身の太腿にねっとりした液体が伝っている。

 

 だがすぐに茉莉は追加攻撃としてストレートを打った。

ボスン!

顔面にパンチを受け、春子は体育座りのような状態で腰から落ちた。

建都が陰毛を掻き分けてからやっと開く女性器は、既に充血して、開いてムキ出しの状態になっている。

膣口は口を開け、クリトリスは包皮を自分の力でめくってそそり立っている。

撮影対はそれを逃さずに撮影し、リングの真上のテレビジョンに春子の性器が映し出されている。

濡れた女性器で一番目立つクリトリスが外気を浴びてヒクヒクと上下していた。

 

春子は正気に戻り、すぐに立ち上がった。

おりものでは無く、最初から生理前に発情して愛液をダラダラと流していたのが真相だった。

春子と茉莉が向き合ってたつが、お互いに頬を紅くしている。茉莉の太腿にも粘液が伝って下りている。

 

茉莉は素早くフックを打った。

グジュッと、再度春子は唾液を吹き飛ばし、ヨロヨロと後退を始めた。

一旦波に乗った茉莉は止まらない。猛攻撃を仕掛けてきた。春子の顔に次々とパンチが打ち込まれた。

「……ある意味、趣味が合うかもね」

茉莉はそう言って、締めのアッパーを打った。それは春子のマウスピースを吹き飛ばすには十分な威力で、

宙を彷徨うそれは、ライトを唾液が反射して皆の注目を浴びる。

ビチャッ!ビチャッ!と、マウスピースは落下するなり唾液と臭い匂いを撒き散らしながらバウンドする。

春子はダウンを逃れる為に、茉莉に倒れこむように向かい、クリンチをした。

二人の体の30代前半のふくよかな体の凹凸が綺麗に埋まり、一つの肉塊のようになった。

茉莉は自分の乳首が柔らかい肌に刺激され、ピンと立つのを感じた。

相性が良いらしい。二人はなかなか離れない。

少し遅れてだが、今まで顔面を殴られていた春子の鼻から一筋の血が伝った。

鉄臭さにむせいで、二人はやっと離れる。

ダメージを一方的に受けた春子が、次の手を考えようとした時、1ラウンドの終了ゴングが鳴った。

 

 殆ど裸の春子が椅子に座ってすぐに言った。

「これ、一度イかなきゃ試合にならない……建都、お願い」

バイブやローターがある訳では無い。建都は椅子の位置までしゃがんで、春子の又を開いた。

蒸気がムワッと出てきて、酸っぱい匂いが建都の顔全体を覆った。

「生理前は……ちょっと臭いのにも限度があるから難しいよ」

 

 マットの上に唾液まみれの春子のマウスピースを見て、建都は思いついた。

走っていって拾うと、唾液を吸ってかなり柔らかくなっていた。

「じゃあ、これで」

建都はマウスピースの端を春子の膣口へ出し入れを始めた。

春子の顔が赤くなり、声を出すのに堪えているようだ。

そして団性器を奥深くまで取り込もうとするように、マウスピースはどんどん奥へ入っていく。

建都は焦ったが、ヌルヌルしてよく掴めない。どんどんと入り、最後にはマウスピースの姿が消えてしまった。

 

マウスピースの両端は膣の奥を刺激している。建都は愛液を掬い取り、春子のボールペン位の太さの少し長いクリトリスを

しごいた。

(今日は大変だ)

建都はクリトリスをしごきながらそう思った。

 

 歯をかみ締めて声を出す事をガマンしている春子の膣口がヒクヒクッと動いた。

ブバァッ!と音がして、マウスピースと大量の愛液が潮を吹くように飛び散り、建都の顔面を直撃した。

「ああ……ごめん建都、やっとイけた。臭いものを浴びせてごめん」

そう言う春子の表情は、普通に戻っていた。

「今日は勝つからね!次のラウンドは拳を嫌という程叩き込んでやるから!」春子ははっきりとした口調で言った。

建都は愛液の臭さに、何も返答が出来なかった。

 

つづく